担任制通信教育 大学生補習コース/大学院生補習コース 講座要綱
工学の基礎理論と英語表現(静止力学編・初級)
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+目次+
●講座内容
本講座では、工学部の大学生や、異分野から工学研究科に進学した大学院生らを対象に、機械システム・航空宇宙・建築土木などハードウエア系の工学知識の基本となる、工業力学 (静止力学) の最も基礎的な内容について勉強いたします。高校時代に数学が苦手だった、というような方も、復習というかたちで講師が初歩から解説していきますから、心配ありません。本講座で使用する教材は、アメリカの工学系大学で実際に講義されている内容のものを英語のままで使用いたします(もちろん、講師が日本語で詳しくていねいに解説いたします)。工学の基礎的な知識と同時に、工業英語で使用される専門用語のボキャブラリーや英語表現などをそのまま自然に身に付けることができます。
本講座では、まず、工学の最も基礎となる高校の数学の復習から始めます。三角関数や微分・積分などの基礎的な数学を工学に応用するにはどうするのか、という点を中心に、講師がていねいに解説いたします。また、基礎的な工業力学 (静止力学) の概念を応用して、実際的な工学の問題の解析などにも取り組んで行きます。
毎週3回、音声解説入りのプレゼンテーション用ファイルを提供いたします。初回の講義ファイルはこちらで公開しております。
●受講期間・受講料
18週間(最長36週間まで無料延長可)
受講料 45,000円(消費税込み)
●指導回数
講義54回 + 答案添削指導(最大54回まで) + 質問・相談対応指導 (随時)
●募集定員
10名(お申し込み状況によっては、しばらくお待ち頂く場合がございます)
●担当講師
林原茂男 Shigeo Hayashibara, Ph.D
エンブリィ・リドル航空大学 (アメリカ合衆国) プレスコット (アリゾナ) キャンパス工学部航空宇宙工学科 助教授
Assistant Professor of Aerospace Engineering, College of Engineering, Embry-Riddle Aeronautical University Prescott (Arizona) Campus, USA
●講座主催(お客様の契約相手先)
英学院
●主題と目標
機械工学・システム工学・生産工学・動力工学・航空工学・建築土木工学など、ハードウエア系の工学知識として最も基本となるのが、工業力学の基礎、すなわち、静止力学です。工業力学 (静止力学・動力学) は、ほとんどの工学系大学で必須の科目となっていますが、ここでつまずく方が実はかなり多いのです。逆に言いますと、ここで工学知識の基礎をきちんと固めておくと、後にそれぞれの工学専門分野での理解度がグーンと違ってくるのです。静止力学は、物体に力を加えた時の平衡状態 (力と力のバランスが取れて静止している状態) についての基礎的な解析手法なのですが、これは、例えば実際に何かをデザインしたり作ったりする上で絶対に欠かすことのできない基礎知識であると言えましょう。
工学の基本となる静止力学を勉強する上で、物理学・数学の基礎的な知識をもう一度、初歩から復習していきましょう。この講座を通じて、工学の基本となる工業力学の基礎 (静止力学) とさらにその基礎となる三角関数・微積分・ベクトル関数などの知識、また、ニュートンの運動法則や万有引力の法則など、自然科学の基礎的知識をしっかりと理解することができます。これらは、あなたの今後の専門分野における学習・研究に、役立つことでしょう。
本講座の最大の特徴ですが、アメリカの工学系大学で実際に工学の講義を担当している専任大学教員 (日本人) が講座を担当いたします。このため、本講座では、アメリカの大学で実際に講義されているプレゼンテーションファイルを英語のまま教材として使用いたします。ですから、工学の基礎知識と同時に、工業英語で使用される専門用語のボキャブラリーや表現方法などをそのまま自然な形で身に付けることができます。もちろん、英語そのものを学ぶことが目的ではありませんから、電子メールによる講師への質問や相談などは日本語で結構ですし、教材も講師が日本語で詳しくていねいに解説を加えておりますので、英語が苦手、というような方も心配はありません。本講座は、工学系大学(院)で、授業についていくのが大変で、基礎的なところから学習をしたい、という方にも、あるいは、工学の基礎知識を復習するのと同時に、英語論文読解や将来の海外留学などのために工業英語のボキャブラリや表現方法なども身に付けたい、という方にも、自信を持ってお勧めいたします。
●特徴
- 18週間という短期間の講座で、週3回の講義と練習問題の提出・添削指導により、自然に無理なく毎日学習ができる。
- 練習問題の指導は個別添削方式のため、受講生それぞれのニーズと実力に応じた指導が受けられる。
- 電子メールによる双方向の指導により、講義ファイルを視聴しての疑問点を講師に質問し、納得した上で学習を進められる。
- アメリカの工学系大学の工学基礎講座と同等の内容が日本に居ながらにして学べる。
●使用教材
当学院オリジナル教材 (担当講師より、解説講義として、音声入りのパワーポイントファイルを毎週提供)
●学習計画
General Principles (第1週から第2週)
第1週: 工業力学入門と高校数学の復習
第2週: 工学で用いられる専門用語と工学単位系 / ニュートンの運動法則
Force Vectors (第3週から第5週)
第3週: ベクトルの基礎と二次元ベクトルの演算
第4週: 力ベクトルと位置ベクトル
第5週: ドット・プロダクト
第6週: 復習と練習問題 (General Principles & Force Vectors)
Equilibrium of a Particle (第7週から第9週)
第7週: 力の釣り合いと平衡
第8週: フリー・ボディ・ダイアグラム
第9週: 三次元の力の釣り合いと平衡
第10週: 復習と練習問題 (Equilibrium of a Particle)
Force System Resultants (第11週から第13週)
第11週: モーメント
第12週: ベクトル・クロス・プロダクト
第13週: 力の合成と平衡解析
第14週: 復習と練習問題 (Force System Resultants)
Equilibrium of a Rigid Body (第15週から第17週)
第15週: 剛体の平衡解析
第16週: 平衡方程式
第17週: 三次元の力の釣り合いと平衡解析
第18週: 復習と練習問題 (Equilibrium of a Rigid Body)
●学習の進め方
- お申し込みを受けた段階で、第1週教材のURLをお知らせいたします。ファイル形式は英文のMicrosoft PowerPoint (講師による日本語の音声・解説文入り) です。以降、受講生から講師への学習終了の連絡を受け、講師より、次週教材のURLをお知らせいたします。講義視聴の際、お使いのコンピュータにPowerPointが入っていない方は、マイクロソフトのサイトで無料配布されているPowerPoint 2003 Viewerをダウンロードして頂く必要がございます。なお、初回(第1週目の第1回目)の講義ファイルは、こちらからダウンロードしてご覧ください。
- 練習問題については、基本的には各受講者で自主的に実施していただくことになります。講師の模範解答は次の週にお送りします。練習問題についての質問は電子メールにて隨時受付いたします。講師の添削指導 (最大週3回まで) を希望される方は、Microsoft Wordファイルに入力するか、手書きの場合はスキャナまたは当学院でも販売している手書き入力PADを使用するかして、電子メールに添付して講師に提出してくだされば、通常、1週間以内に添削いたします。講師の都合などで返却が遅れる場合には、その旨連絡を差し上げます。
- 講義及び練習問題の質問と、学習方法や進路の相談は、随時電子メールで受付いたします。回答はできるだけ早く差し上げるようにいたしますが、講師の都合により対応が遅れる場合もあることをあらかじめご了承下さい。
●受講料のお支払い・解約
受講料のお支払いは、受講開始後10日以内に半額を、受講開始後40日以内に残り
の半額を、当学院銀行口座へ振込をお願い致します(振込手数料はお客様のご負担
となります)。解約のお申し出は受講開始後10日以内にinfo@eigakuin.comに電子
メールで頂ければ、クーリングオフとして、受講料は一切かかりません。ただし、
2週目以降のご受講は、受講料のお支払い確認後となりますので、2週目以降の受講
継続を決められた方には、受講開始後7日以内に受講料をお支払い下さると、中断
なく受講を継続して頂けます。
受講開始10日経過後は、中途解約を承ります。清算は、お支払済み受講料から、
経過週数(1週間未満は1週間に切り上げ)×2,500円+10,000円を差し引き、日本国内の金融機関に振込む方法で行います。
●受講にあたっての注意事項
- お客様の受講目的や学力が他の受講生と大きく隔たっている場合、受講をご遠慮頂き「通信家庭教師」のご利用をお勧めする場合がありますので、ご了承下さい。
- 講師は、お客様からの質問・相談の全てには回答ができないことがあります。1週間にお受けできる質問・相談の内容と分量は、講師の対応時間にして1時間以内を目安とします。より深い指導をご希望の場合は、「通信家庭教師」との併用をお勧めします。
- 講師が受講生に提供する講義ファイル及び電子メールで送信する解説・添削・講評・回答の著作権は、講師または英学院に帰属します。それら電子情報の複製や印刷は、お客様ご自身が学習目的で保存用として使用する以外、お断り致します。お客様は、それらを第三者に転送したり、インターネット掲示板やその他の媒体に転載したり、印刷したものを第三者に見せたりを含め、お客様ご自身が学習目的で保存用として複製・印刷する以外、一切の複製・公衆送信・目的外利用をすることができません。
- 講師及び英学院は、お客様が提出された答案及び質問を、お客様に支障を及ぼさない範囲に限定して、複製・公衆送信することがありますので、ご了承ください。
●教材見本
初回(第1週1回目)講義ファイルをこちらで公開しております。PowerPointファイルを開ける環境でダウンロードしてください。
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